地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




―――…パン!!


鳴り響いた銃声が、私の耳に届いた。

視界の端で、白いゴールテープが舞うのを見届けて……



「………ぃやったぁぁあ!!」

「さすが双子だーっ!!」

『神無さんも芽有さんも愛してるっすよぉぉおおおお!!』



次の瞬間弾けた歓声に、私は芽有と顔を見合わせて笑い合った。