―――…パン!! 鳴り響いた銃声が、私の耳に届いた。 視界の端で、白いゴールテープが舞うのを見届けて…… 「………ぃやったぁぁあ!!」 「さすが双子だーっ!!」 『神無さんも芽有さんも愛してるっすよぉぉおおおお!!』 次の瞬間弾けた歓声に、私は芽有と顔を見合わせて笑い合った。