地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




頭を抱え、なるべく芽有の質問を考えないようにそう言うと、


「あっ、あぁ……いいわよぉ?」


先生は、引き攣った顔でコクコクと頷いた。

私はそれに会釈しつつ、教室から出ようとして――…


【逃がさないよ、お姉】

「先生……お姉についていってもいいですか?

ちょっと心配で……」


悪魔の声が、聞こえてきた。