「だって…あの男の人は【核】を持ってて……突然お姉に襲い掛かってきたんだよ?」 「………たしかに変だよね。前の5段階目みたいに会話もできなかったし」 「目も赤くなってたんだよな?」 「「うん」」 「それに、私だけに襲い掛かってきたよね…男の人」 「確実にお姉だけを狙ってたね」 「……普通、『鬼』は周囲の人間を無差別で不快にするはずだぞ」 「……だよね」