答えられない芽有の疑問。 赤い【核】の存在。 鬼狩りの力が聞かない【鬼】。 男の赤い瞳。 そして、彼が呟いていた言葉。 「…………」 私は、気絶して倒れる男に背中を向けると、不安そうな顔で立っている芽有に 「帰ろう」 と声をかけた。