流石というか、なんというか……私達の息はピッタリで。 紐で繋いでないのに、歩幅も同じで……無理なく歩けるっ!! 「……凄い凄いっ!!」 「優勝できるんじゃないの!?」 「むぅ…私と芽有ならできるかなぁ……?」 「できるよ、きっと!!」 お互いに見つめ合い、笑い合ったその瞬間…… ドンッ、 という鈍い音と共に、私の身体が男の人にぶつかった。