あとから聞くと
その救急車は
伝達ミスで
運転手が足りなくなり
発車できず
止まっている救急車に
誰一人
今
瀕死状態の翼が乗っているなんて
思わなかったらしい
現に
あたしも
お父さんも
何度もその救急車の後ろを走っていた
どうして気がつけなかったんだろう
どうして
翼の声にならない叫びに耳を傾けられなかったのだろう…
後少し
あとすこし
発見が早かったら…
もし
運転手が
ちゃんといたなら…
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…