「よぉ、よくきたな。」
…………………………。
…………………………………………………。
ガチャ。
「あ、お邪魔しました。」
シャイの欠片もない奴だった!!
えっと、武藤君でしたっけ?
初対面でいきなり失礼だった奴。
でも、迷子になってたところを案内してもらったから何もいえない。
当然、無理やり閉じた扉は再び開かれ
「…お前、7合室なのか?」
「…え?そうだけど。」
何だー?私が隣じゃ不服かぁ?
まぁ、確かにもっとプリティーガールだったら良かったかもしれんけど。
「ふーん。ま、よろしくな。」
「あ、よろしく。」
何だろう。この花も色気もない会話。
「…お前、この階の1号室から5号室までの住人には注意しろよ?」
「ん?なんで?」
私は寧ろYouの方が注意するべきかと。
初対面の人に向かって気に入ったってねぇ…。
「1号室は生徒会長。2号室から6号室まで全員生徒会員だ。しかも俺を覗いてだが全員変人だ。なんでお前が7号室なのかがわからねぇ。」
えー。
なにそれー。
生徒会だとっ?
あー、堅苦しいの無理だわー。
てか、この人が生徒会?
やっぱ、この学校おかしいっしょ。
夢でも見てんのかなぁー。
てか、俺以外とか。違うっしょ。
「おい、全部口に出てるぞ。」
「…。」
