男勝り少女と俺様男子




人生17年、迷った回数は数知れず。
で、でも別に方向音痴ってわけじゃない!
ちょっと迷っちゃうだけだし…。


さっきのやっさしー先輩のおかげで今は無事に寮に戻って寛いで…寛いで…くつろ…


ゆっくりできるわけねぇぇえぇぇええ!!!


何にこの部屋ぁあ!?
寮じゃないだろ!ホテルこれはホテル!
しかもスイートでしょ!

部屋はまず扉が指紋のオートロック。私の部屋は7号室だから7と言う数字が金の装飾とともに光っている。
その扉を開けてはいると土足でもOKらしいけどひろーい玄関がお出迎えする。
一人部屋なのにまさかの3LDk。三部屋もいらないだろ!!



あ、そーいえば隣の部屋…。
私の部屋は何とも嬉しい角部屋だから隣同士のお隣は一人なんだけど…。

ちゃんとご挨拶しないとね!














女の子だったらいいなぁー

とか


お友達増やしちゃうぜコノヤロー

とか

思っているうちは
良かった。





6合室

いやぁー何回見てもきらびやかだね!
あ、ちゃんとインターホン付いてますから!
カメラ付きで内側から誰が来たかわかるし、自分が部屋にいないときに誰か来たらその人物の写真を撮っといてくれるから大丈夫ってね!

本当どんだけ金かけてんだよー


ピンポーン♪


ウェルカーム!フレーンド!


「明日から転入する冷水です!お隣なんでよろしく!」


「………。」


あれ、応答なし?



…。

シャイなのかな?


oh!シャイgirl?
シャイboy?



ガチャーーーー