男勝り少女と俺様男子




部屋の窓のシルクのカーテンに風が吹く。
差し込む朝日。
鳥のさえずりの音。

大あくびに
最大の伸び。

フカフカのベットのスプリングが軽く跳ねる。


んぉー。
びっくりするぐらい清々しい朝だなぁ。
やぁ!小鳥さん元気かぁー?


ふっかふかのベットから起き上がり両手をおもいっきしあげて伸びをする。



もぞもぞと着替える。
もちろんズボンの制服をチョイス。


あ、ちなみに昨日はめっちゃ早く寝たから早起きだ。



まさに早起きは三文の得ですな。



朝飯ー朝飯ーどうしよー



ん。朝飯ってどうすんの?
…と、とりあえずお部屋出れば誰か会うよね~。



ガチャ━━━━━━



「うぉっ!」



ドアあけた瞬間、人がいた!
ビックリしたー。


「冷水ユキ先輩?」


「え、うん。」



くりっとした大きな瞳。
ふわっとした色素の薄い茶の猫っ毛の髪の毛。
身長は高いちゃ高いけど168センチの私から見たら173ぐらいだろうか。


…か、かわいっすね。
昨日会った人達(苑、琉生)とは違う感じだけど…。




世間体で言うイケメンってやつっすね。
本当、前の学校の奴ら(女子生徒)に見せたら卒倒しそうだね(笑)



「生徒会長が呼んでる。一緒に行こう?」


ニコッと笑った顔はまさに天使




「あ、うん。」


私の顔は間抜けだったに違いない。