*再び動き出すために*




―奏斗が事実を知る数日前―




最近子供達が大勢遊ぶ公園に来ている。




この辺りは最近新しい家が増えて、




若い家族がたくさん引越してきたのだ。




見つけたこのお気に入りの場所。




「そ――ちゃん、み――っけッッ!!」




今日は子供達はかくれんぼをしている。



ずてんっっ




突然目の前で男の子が転んだ。




「えへへっ、いってぇ・・・。」




痛いはずなのに笑顔を向ける。




手を差し伸べずにはいられなかった。




「大丈夫?」




足洗おっか、と水道まで行く。




流れ出る水は勢いよく足を濡らした。




冷たかった水も慣れて温かくなった。