――――― ――― 身体の自由を奪って子を孕むまで抱き続ければいい。そうして孕んだならばあとは死ぬまで人形のようにただ俺の傍らに侍らせる、つもりだった。 …それでいいと、信じて疑わなかった。 だってそうだろう。 運命が定めた俺の伴侶はヴァンパイアでもない、ただの人間で。 そんなものを愛でるなど、あり得ないとさえ思っていたのだから。 ………でも、いつからだろう。 名前を呼ばれる度に。 柔らかい視線を向けられる度に。 堅く閉ざされていた心が、とろけるように崩れていくのを感じたのは。