相変わらず偉そうで。 でも、さっきまでとは明らかに違った柔らかな笑みを浮かべた常陸の姿。 ―――あ、れっ…? それを見た途端に、私の心臓が暴れ出す。 ぽっかり浮かんだ月の光に照らされた常陸の顔は美しい。 でも、それだけなら昨日の夜からずっと反応していたはずだから。 (…何で、急に………) 制御できない身体の一部に戸惑いながらも私が常陸を見つめていると、彼はいつものようなあくどい笑みを浮かべる。 「どうした、呆けて。………さては俺に見惚れたか」 「んな!ば、馬鹿じゃないの!?」