私を挟み、口論をする姉弟におろおろすれば、流石お姉さん、 何を言っても一点張りの白石に溜息をつき、カバンを手に持ち歩き出した。 「はぁ……我が弟ながら強情ね、全く。そろそろ行かなきゃだし、今日はおとなしくでてってあげるわ」