私とお姉さんをベリベリっと引き剥がし、私を自分のもとへ抱き寄せる。 ものすっごく威嚇した大型動物みたいな白石の様子に慌てる私とは裏腹、楽しそうに鼻で笑うお姉さん。 「えらく惚れ込んでるのね〜、 あの 雪夜が」 「うるせーな。もう満足だろ……早く仕事でもなんでも行きやがれ」