「よかった…」 本当に、心底安心したように雪夜がホッと息を吐く。 私が喜ぶか、そんなに重要だったのかな…? そんなに…必死になって旅館を選んでくれたの? 私のために? 嬉しくて、なんだか無性に泣きたくなった私は、もう一度微笑んでから目を逸らす。 「早速温泉行く…?」 「うん!行きたいっ…!」 雪夜の提案に私は大きく頷いて、二人で温泉に行く用意をした。