ど、どうしようっ…今すぐ時を戻したい…!
ゆ、雪夜も驚いてるし…も、もう部屋に入ってしまおう…!
「そ、それじゃあ…また明「そういうの、ほんと反則だって」
家のドアを開けて、急いでドアを閉めようとしたら、雪夜が手を差し込みこじ開ける。
そのまま雪夜は家に入ってドアを閉め、私はドアに押し付けられた。
早急に、重ねられる唇。
酷く焦ったようなそのキスに、私は何も考えられなくてただ雪夜に身を任せた。
「カナちゃん、さ…急にそういう可愛いことするの…っ、ダメだって…」
「んんっ…え…?」
「俺、止まらなくなるでしょ…っ…?」
切羽詰まったような雪夜の声。
余裕のない姿に、なんだか嬉しくなって雪夜の首に手を回した。
「…っ!カナちゃん…!」
「んっ…?」
「…もう、知らないからねっ…」
押し付けるようなキスに、少し息が苦しくなる。
でも、それが心地よくて、雪夜が私に欲情してるのだと思うと…堪らなく、愛しさが増していく。
好き…大好き…。
「雪、夜…んっ…好きっ…」
「カナちゃんっ…もう、たまんない…」
荒々しい息遣いに、熱い唇に、私はただ目を瞑って応える。

