【完】甘々100%②


ど、どうしようっ…今すぐ時を戻したい…!


ゆ、雪夜も驚いてるし…も、もう部屋に入ってしまおう…!



「そ、それじゃあ…また明「そういうの、ほんと反則だって」



家のドアを開けて、急いでドアを閉めようとしたら、雪夜が手を差し込みこじ開ける。


そのまま雪夜は家に入ってドアを閉め、私はドアに押し付けられた。


早急に、重ねられる唇。


酷く焦ったようなそのキスに、私は何も考えられなくてただ雪夜に身を任せた。



「カナちゃん、さ…急にそういう可愛いことするの…っ、ダメだって…」


「んんっ…え…?」


「俺、止まらなくなるでしょ…っ…?」



切羽詰まったような雪夜の声。


余裕のない姿に、なんだか嬉しくなって雪夜の首に手を回した。



「…っ!カナちゃん…!」


「んっ…?」


「…もう、知らないからねっ…」


押し付けるようなキスに、少し息が苦しくなる。


でも、それが心地よくて、雪夜が私に欲情してるのだと思うと…堪らなく、愛しさが増していく。


好き…大好き…。



「雪、夜…んっ…好きっ…」


「カナちゃんっ…もう、たまんない…」


荒々しい息遣いに、熱い唇に、私はただ目を瞑って応える。