【完】甘々100%②

「つーか、海っていつから馬鹿になったんだ?」



雑誌を読み終わったのか、テーブルに放り投げ、脚を組み直す有川。


こいつ…マジで誰の家だと思ってんの…。


デカすぎる態度に相当イラついたが、ここは交換条件だ。

俺もカナちゃんについて聞きたいことがいっぱいあるから、海のことを教えてカナちゃんのことを聞き出そうと考えた。



「…出会ったときは既に馬鹿だった」


「…へぇ…そ。お前らいつからの仲なわけ?」


「小学3年。海が転校してきて、席がたまたま隣だった」