ニッタぁと自信満々といった表情の有川。 こいつ…なんか腹立つ。 「ま、まあ、カナちゃんも俺に夢中ですけど?」 「お前目泳ぎすぎだろ。つーか食いもんねーの?」 俺の精一杯の強がりを…こいつ、マジでくつろぎすぎだろ… 「…自分でとれっつーの」 「カナコ、勉強の時はチョコ食べてるって言ってたなー」 「えーっと、確か冷蔵庫に…」 「お前マジキモい…」 あ、あった。 有川の声を無視し、チョコやジュースやその他もろもろ、菓子を用意して両方のテーブルに置いた。