俺は今、カナちゃんと海と有川の四人と、俺の部屋にいる。 「さあ海くん…見せてくれるかな」 「お、おう…」 テーブルに向き合って座るカナちゃんと海。 海はカバンから何枚かの紙を出し、テーブルの上に出した。 ………。 「か、海くん…」 「な、なに…?」 「これはちょっと…想定外かもしれない…」 紙を見て、頭を抱えたカナちゃんと溜息をつく有川。 一体、何の紙かというと… 「こんな一桁しかない答案用紙…初めて見た…」 そう、過去のテストプリントだ。