学食で雪夜とお昼ご飯を食べ、そろそろ授業が始まるので教室へ戻ろうとしていた時だった。



「あ!いた!!おーい!雪夜ー!!小野ー!」


「…なんか、チビの声がする」


「馬鹿って…」



背後から海くんの声が聞こえ、振り返る。



海くんと伊吹が並んでこっちに歩いて来ていて、隣の雪夜が怠そうに溜息をついた。



「おうチビ。機嫌治ったのか」


「チ、チビじゃねーよ!!!べ、別に!もともと悪くねーし!!」