【完】甘々100%②



「ゆ、雪夜なんか……雪夜なんか……うぅ、伊吹ちゃんっ……」



机にゴンっと頭をぶつけ、顔を伏せる海。


思った以上のダメージだったのか、ちょっと半泣き状態……うわ、面倒くさ。



「そんな落ち込むなって。まあ幸せは分けてあげてぇけど分けれねぇし、恋人なんて喧嘩がつきものだろ?」


「何だよえらそーに!!自分が仲直りしたからってんな勝ち誇った顔すんじゃねぇよ!!!!」



慰めてやったのにもかかわらずますます機嫌を悪くし、「嫌われちゃったかもどうしよう俺もう生きてけない」などとぶつぶつ唱えている。