【完】甘々100%②


「ち、違うんだよカナちゃん!これには……わ、訳があって……だからそんな目で見ないで!!!」



じーっと雪夜を睨むように見れば、縋るようにわんわん言っている。


全く……いってくれれば写真くらい撮るのに……。


ふぅ……と息をはいたとき、ぽんっと肩に置かれる手。


その手の主はどうやら伊吹のようで、真剣な視線で私をじっと見てきた。


「とりあえずカナコ、別れろ。絶対だ」


「えっ……また伊吹ってばそんな心ぱ「絶対だって言ってるだろ?カナコに拒否権はねぇ」


グイッと顎を持ち上げられ、そんな台詞を言われた。