【完】甘々100%②




伊吹が顎で合図すると、タッタッタッとこちらに走ってきて雪夜の前にたつ海君。


何やらポケットから取り出し、それを雪夜に差し出した。


……ん?



「う、うんわかった!……ほら雪夜」


「……は?なんで俺のケータイ」



海君の手には、雪夜のケータイ。


なんでお前が持ってんだよっとでも言いたそうな顔の雪夜を、何故か伊吹がどかっと殴った。


い、伊吹……ちょっと手加減……