【完】甘々100%②



って、感心してる場合じゃないか。


痛そうに肩を抑える雪夜がフラフラと立ち上がり、伊吹をキッと睨む。



「ぐっ…!?……ちっ、なんでいっつもお前らは良いところに入ってくんだよ!」



お前、ら?


雪夜の言葉に、視線を追ってみればドアのところに海君の姿が。


……あ、海君もいたんだ。



「るせーな黙れ、カナコ取り返しにきたんだよ。……あ、それと……海、あれ」