「そんなことあるー。同じクラスになったら……雪夜のひっつき虫になるんだもん。他の子にフラフラしてる暇なんてないんだからね」 「~っ、もう、そんな可愛いひっつき虫いないよ。それに、フラフラなんてしません。へへっ、一緒のクラスになったら、ずっとイチャイチャしとこっか?」 「……バカっ」 「へへ……バカだもん俺」 「あ?自覚済みかよ腐れ馬鹿野郎」 ……あれ? 珍しくカップルっぽい会話をしていたと思えば、突然開いた教室のドア。