「早く三年にならないかな……」 ポツリと、思わず漏れた言葉。 「え?」 「……三年は……雪夜と一緒がいい」 不思議そうに私をみる雪夜に笑顔でそういえば、微笑み返してくれる。 「……へへっ、俺も。ぜーったいカナちゃんと一緒がいい」 「一緒じゃなかったら不安だもん。雪夜、かっこいいから……Fクラスでもモテてるでしょ?」 「っ、そんなことないよ」