「カナちゃん、二時間目……行かなくて平気?」



突然そんな事を聞く雪夜を不思議に思いながらも、ぎゅーっと抱きつく腕の力を強める。



「ヤダ。離れないもん」



授業サボリはできるだけ避けたいんだけど……今はなにより、雪夜から離れたくない。



「カナちゃん…~っ」



でも、そう思っているのは私だけなのか、少し困ったような顔の雪夜にズキリ。