教室の隅。

二人で肩を並べ、体操座りで雪夜に寄り添う。



「……雪夜」


「ん？」



涙もようやく止まり、落ち着きを取り戻した私は静かに雪夜を見つめた。

この時間が、愛しい。



悪くないのに何度も何度も謝ってくれた雪夜は、勝手に一人でわんわん泣く私をずっと抱きしめてくれた。


その温もりが恋しくて、体をくっつける。