【完】甘々100%②

さっき有川の言った言葉にも、どこか思い当たる節があった。


いつも、俺にどこか一線を引いている。

酷く、何かに脅えているときがある。

抑えこもうと、涙を堪えているときがある。



カナちゃんさ……



「すっごく……怖かった……」


「……ぇ?」


「カナちゃんに嫌われたらどうしようって……俺、カナちゃんに嫌われたら生きてけない……」