【完】甘々100%②



こんな縋る様に謝ったって、許されないことだってわかってる。

カナちゃんに付けてしまった傷が消えないことだってわかってる。


それでも、この気持ちだけはわかって?


俺本当に……カナちゃん以外見えねぇんだ。



「私も……ごめんっ……ひっく、素直になれなくて……っ、ごめん……ね……」



何故か謝るカナちゃんに、眉が下がる。


待てなかった俺が悪いんだから、カナちゃんは謝らないで。