【完】甘々100%②



俺のことでこんなふうにやってしまうカナちゃんが、いとしくて仕方ない。



「ねぇカナちゃん……」


「もう……雪夜の事、好きじゃ……ないっ……」

「……っ」

「……だからっ……もうどっかいって……」


「……カナちゃん、好きだ」


「……っぅ、やめっ、て……」


「南とは、何もない。付き合いもしないし好きでもなんでも。俺が好きなのはカナちゃんだけだよ」


「も、いっから……」


「ごめんね、俺。待てなくて。怒ってごめん。嫉妬したんだ」


「もうやめてっ……」


「好きだ。俺は……カナちゃんだけしかみてねーんだよ……」



俺の言葉を信じてくれないのか、何を言っても首をふるカナちゃん。