【完】甘々100%②



一瞬大人しくなったカナちゃんだったが、すぐに俺を引き剥がそうと、必死に胸をおしてきた。




「やだっ……はな、してっ……」


「カナちゃん……」


「お願、い……だからっ……今はどっかいって……!」



必死になって俺から離れようとしているカナちゃんの顔は、涙でぐちゃぐちゃで……


こうしたのが俺だと思うと、何かたまらなく危ない感情が溢れてくる。


……可愛い。


うわ……やばい、キスしたい……



「カナちゃん、顔……見せて?」


「……っ、やだぁ」



カナちゃんの顔を包み込むようにこっちを向かせる俺に、必死に抵抗する姿がまた可愛い。