俺と付き合ってくれてることが夢みたいで、言われなくたってわかってる。 それでも……だからどうしろっていうんだ? だから?諦めろ? んな事…… ……無理に決まってんだろ。 「……悪いけど、無理」 「そうか……ははっ、殺されてーの?」 冗談か本気かわからないほど殺気を出している有川は、本当にカナちゃんを大事にしてて、 きっと俺が有川の立場でも、反対しているはずだ。 わかってるけど……痛いくらいに伝わってるけど……それでも、