【完】甘々100%②


『俺、カナちゃんの事めちゃくちゃ好き。世界で一番好きだよ』


それは……私のほう、だよっ…。


雪夜が好きでたまらないのは……私。


南さんなんかより……絶対、大好き……なのに……


…………こんなのって、あんまりだ。




人影のない教室に入った途端、ドアを閉め、その場に泣き崩れる。



「雪夜……雪、夜っ……!」



名前を呼んでも、雪夜がかえってくる訳でもなく、ただ虚しくなるばかり。