【完】甘々100%②



「南行くぞ」


その場から立ち上がり、教室から去ろうとする雪夜。


当たり前かのように南さんの名前を呼び、その姿に胸が酷く痛む。






「…………雪夜」



張り裂けそうな胸を抑えながら出した声は、今にも消えそうな、声だった。