鼻から何かが流れてきそうで、上を向きながら鼻を抑えた。 そのまま「おはよ」といえば、不思議そうな顔をしながらも、まだ意識がはっきりしないのか、ゆっくりと俺の方に近づいてくる。 ……時、フワッと、カナちゃんの匂いが体に絡みついた。 ………………………………。 ……………………え?