それでも少しやる気がおきない俺に気づいたのか、富川が声をかけてきた。 「お、白石。今日はご機嫌斜めだな」 「さては小野か!恋煩いってやつか!」と面白そうにさも楽しんでいるかのようにきいてくる富川に、溜息一つ。