・・・が、今その”信頼”という言葉はキャリーの頭には1ミリもないらしい。

 「ふぁぁ~あ。眠たいなぁ・・・。

  でも、今部屋行ったらベッドじゃなくて勉強部屋に連行されちゃう・・・。」

  愛らしく唇を尖らせたキャリーはまるで幼女のようだ。

  「もぅう!『今日から18歳未満は勉強しなくてよしっ!』
   ってラジオでいってやろうかしらっ!」

  ・・・(-_-;)
  
  幼女どころか、”姫”という権利をとんでもないところで使おうとする
  魔女のようだった。