「・・・お前らの文通禁止と―――・・・。」

 話を一瞬やめたカネリア。

 (何よ?焦らさないでよね。)

 「強制的に、東の国へ俺たちと共に連れてゆく。」

 「・・・はい。承知しました。この命、大切にいたします。」

 そう言ってカネリア、ミュワリエルとその他の使用人は、
 部屋を出て行った。