キャリーは、いつも授業を抜け出して、来る庭にいた。
 庭の端にある、少し大きめの木の下で、呟いた。

 「・・・疲れた。」

 敬語続きという、辛い状況に追いやられているキャリー。
 疲労がドッとのしかかってくる。

 「ちょっと・・・眠たくなってきた。。。」

 いつの間にか、キャリーは眠りについていた。