シャインの国、アンデフィドラは

周りの国からあまり良い印象をもっておらず、

犯罪を犯す人間がアンデフィドラ全国民の3割を示しており、

鍵をかけず家を出て、数分後に帰ってきた時は

家の中は空き巣によって散乱している具合なのだ。


しかし、みな同じ人間だが心の澄んだ人もいる。

その他7割の国民の中には心優しき者もいるのだが、

周りの国はそのような素晴らしき者がいると理解していない。


そんなアンデフィドラ王国を唯一、

理解し、信頼し、「我が仲間」と言ってくれた国があった。


それがキャリーの国、 ディエアヨルドだった。


だがその二国の愛が欠けたのは、

ある事件がきっかけにこのような関係になってしまったのである。


              第一話(完)