「・・・だって。ほら、これ。」

  そういって、ドロシーはそのペンダントをキャリーに渡した。

  「・・・シャイン―――。・・・ドロシー、ありがとね。」

  キャリーはペンダントに、リップ音を立ててキスをする。


       チュッ―――・・・。


  「・・・いつか会う日まで・・・ “楽しみ” ね。」

   ドロシーは、言う。

  「ッ―――・・・!!」

  キャリーは、驚いた。


  逢えないから、キャリーは “悲しい” “寂しい” そう思っていた。

  が、 “楽しみ”という発想に気づかなかった・・・。


  「・・・えぇ、“楽しみ”だわっ!」

  ニッコリと、キャリーは笑顔を見せた。


  (絶対に・・・会うんだから・・・!!)

  心の中で、キャリーはそう言った。