エデンの園の秘密な果実


  「・・・本っっ当にここ(アンデフィドラ)は物騒ねぇ。」

  それは・・・

     ドロシーだった。

  「あぁ。あんな醜い姿二度としたくないわ。」

  独り言を言うドロシーを、ポカーンと口を開け見ている男二人。

  すると、その二人に気づいたドロシーは

  「・・・あら、あなたたちが――・・・えっと~。」

  となぜか少し悩んだ。

  「・・・誰だこいつ。シャイン、お前知り合いか?」

  「・・・知るか、こんな巨乳。」

  ・・・シャインもどこかズレている。

「えぇっとぉ~、服装的にあなたがシャインとやらね。んであなたがウォレスト。」

  ドロシーは、見事二人を当てた。

  「あんた誰だよ。部外者は斬れって・・・コイツの命令だ。」

  ウォレストは、親指立ててシャインに向ける。

  「ウォレスト・・・主人に向かってタメ口はないんじゃないの?」

  シャインは、微妙な気持ちになった。(笑)

  「悪ぃが、あんたにそうゆう権利はないんでね。」

  ものすごく早い一歩だった。

  ドロシーが気づいた時には、首筋に刃を立てられていた。

  「・・・女に優しくない男は嫌われるわよ?」

  そういった瞬間・・・ドロシーの手は光に覆われ、巨大な力を醸し出していた。

  その光に殺気を感じたのか、その早い一歩でシュンッと避けた。

  「・・・逃げる男もどうかと思うけど・・・。」

  苦笑いドロシー。また違う美しさが見えた。

  長いまつげが微妙な感じをものがっている。