ここはどこ・・・?

 『やっと気づいた?』

 っ?!誰・・・!?!?

 『もう一人の私よ。』

 なによっ・・・それっ!!

 『何?反抗?ま、今のあなたじゃ、私には何も出来ないわ。』

 どういうことよっ・・・!!

 『あなたは今、もう一人の私・・・つまり、この私によって操られてるの。』

 そっ・・・そんなのあってたまるもんかっ!

 『無駄な体力勝手に消費しないほうがいいんじゃない?』

 ・・・って!なんで私イバラに縛られてっ・・・?!

 『だから言ったじゃない。うるさいから黙って。』

 シャインにっ・・・また迷惑かけちゃうし・・・。

 『あぁ、あの彼氏?カッコイイわよね。さすが私。』

 当たり前でしょ。だってシャインは私の“ロミオ”だもんっ。

 『ロミオ?何よそれっ?(笑)子供みたいなこと言わないで。』

 う・・・うるさいっ!!///いいから・・・離してよっ!!

 『・・・なんであなたはそこまでして仲間を大切にするの?』

 じゃあ私も聞くね。どうしてあなたは孤独をそんなにも愛すの?

 『だってそのほうが楽じゃない。誰にも縛られず、自由気ままに生きてゆける。』

 ・・・そんなの猫みたいじゃない。

 『えぇ、十分よ。そうね・・・、私は黒猫かしら?』

 ・・・笑っていられる場合なの?

 『は?どういう意味よ。』

 今理解できたわ。あなたは、もう一人の私って言ったわね。

 『えぇ、そうことになるわ。』

 ・・・なら―――・・・。