シャインのほほに右ストレートをかました。
「いってぇ・・・なっ!!」
そう言ってシャインもウォレストに殴りかかる。
が、サッと避けるウォレスト。
「てんめっ!!」
シャインは右、左、右と交互にこぶしをウォレストに向ける。
が、きれいに避けるウォレスト。
「お前との組手での悪いトコ教えてやんよ。」
そう言うウォレストを、シャインは無視して殴り続ける。
「悪いトコは・・・」
そして、シャインの振りが大ぶりになる。
「最大のパンチで、でっけぇ“隙”ができるとこだ!!」
シャインがウォレストへ向けた右腕のしたのあばらを、ウォレストは勢いよく拳を入れる。
「・・・キャリーの所行って来よ。」
ドロシーは部屋を出た。
男の話は男の拳(て)で。
“話すより拳(こぶし)”
いちばんしっくりくると、個人的に思う。・・・作者(笑)


