戻ってキャリーとシャインは・・・。

 ベッドの前にいた。


 「マジで・・・いいのかよ。」

 「・・・うん。シャインの全部・・・教えて。」

 「お前こそ。」

 シャインがそう言うと、キャリーはネグリジェを脱いだ。

 ――――部屋は真っ暗で、8.5割見えない。

 すると、キャリーはゆっくりベッドに寝転がった。

 シャインは、ベッドに座る。

 そして、キャリーの頬を優しくなでる。

 「嫌なら―――・・・」

 「大丈夫。」

 シャインの言葉をさえぎって、キャリーは『大丈夫』を繰り返す。

 だが、キャリーはカタカタと体が震えている。

 「もう・・・止められねぇから。」

 そう言って、シャインはキャリーに、少し大人なキスをした。

              第三十一話(完)