「「・・・。」」

 沈黙の10秒。(笑)

 「・・・はい。」

 そう言って、キャリーはネグリジェを軽く乱す。そして、肩をあらわにする。

 「マジゴメンな。」

 「・・・いいよ。シャインだもんっ。」

 そう言って、うつむきながら瞳を閉じるキャリー。

 「・・・サンキュ。」

 シャインは、一言を言ってから、キャリーの肩に腕を回す。


 ドキッ―――・・・。


 今まで、肩を掴まれて、血をあげていた為、抱きしめられながら血を吸わせるのは初めてだったのだ。

     『カプッ―――・・・』


 「んあっ・・・。」

 シャインがキャリーの傷口に口をつけた瞬間、キャリーが敏感に反応した。

 血を吸うとき、キャリーが声を出したのは初めてだった。

 「わっ・・・悪(わり)っ・・・。///」

 無駄に赤面のシャイン。

 「あっ・・・ううん、ゴメン。・・・続けて?///」

 ゆでダコ2人。(笑)

 (“続けて?”って・・・誘ってんのかコイツは・・・。///)

 そう思うシャインだが、

 「お・・・おぅ。」

 そう言って、吸う。

 チュウッと音が小さく響く。

 すると、優しくシャインが唇を離す。

 「プハァ・・・////」

 息を止めていたのか、キャリーが息を吐き出す。

 「もう・・・終わり?///」

 キャリーが上目遣いでもじもじしながら言う。

 「あ・・・うん。・・・もっ・・・と?///」

 シャインが、覚悟を決めて言った。(笑)

 「そっ・・・!!ちっ・・・違うよっ!!/////////////」

 急に口調が幼くなるキャリー。

 そして、シャインの胸の中に入る。そして、キャリーはほっぺを膨らまして言った。



 「ちっ・・・違うんだからねっっ・・・!」