リビングに入ると、シャインはラジオを聞いていた。

 「ん?どしたキャリー。」

 キャリーに気付くシャイン。

 「あのっ・・・さ・・・。えっと・・・。」

 「どうしたんだよ。」

 持っているタオルをもじもじしながら、うつむいているキャリーに、シャインは聞く。

 「ちょっと・・・いい?」

 「ん?いいけど。」

 何も知らないシャインは、脱衣所に連れて行かれる。

 そう言って、2人は脱衣所に入った。


 「どうした?」

 シャインが聞く。

 「これ・・・。」

 そう言って、キャリーが後ろを向く。

 「?」

 首をかしげるシャイン。

 「後ろのチャック・・・取って?」

 顔を赤らめているがわかる。

 そう言って、ギュッとつむるキャリー。

 「・・・いいよ。」

 (へ?)

 あっさりOKしたシャインに驚くキャリー。

 ジーーーとチャックが開いてゆく。

 「・・・。」

 無言。(笑)

 そして、チャックは全部開いた。

 首元から腰までのチャック。

 「ありがと。」

 キャリーがボソッと呟いた。

 「ん。」

 シャインは、ただそう言って、脱衣所を出て行った。