「ウォレストー!!こっちの箱運んでくれ~!!」

 商店街のようなあの場所に、シャインの声が響く。

 「あ~?あーわかったー。」

 続いて、ウォレストの気だるな声が聞こえる。

 そこは、ジョン店主が営む八百屋の前だった。

 シャインとウォレストは、ジョンに頼んで八百屋で働かせてもらうことにしたのだ。

 「シャイン~ウォレスト~!昼飯だぞー来~~い!!」

 「は~いっっ!!」

 「うすっ!」

 そう言って、男3人は店内に入った。


 店内はそう広くはない。

 少し大きめの小屋ぐらいの大きさだ。

 が、エデンの1・2店しかない八百屋の一つなので、お金にはそう困ってない。

 「ご飯よ~!男ども早く来なさ~い!」

 ジョンの妻、リミが店の奧にある本当の家の中から呼ぶ。

 すると、キッチンにキャリーとドロシーも立っていた。

 全く料理のしたことのなかったキャリーだが、だいぶ上達して、“食べれる”ぐらいになった。
 が、ドロシーには及ばないが。

 「お~い!早く早くっ!」

 キャリーが、ピョンピョン跳ねながらエプロンを揺らして3人を呼ぶ。

 「ほれ、カノジョ呼んでっぞ~!」

 そう言って、ジョンがシャインの背中を叩く。

 続いてウォレストもシャインの背中を叩く。

 「う・・・うっさいなっ!////」

 「何してんのよ?早く来なさいよ~!」

 ドロシーが、いつもの強い口調で言う。

 「お前も読んでるじゃねーか(笑)ほれっ。」

 ウォレストの背中を、ジョンが叩く。

 そして、みんな仲良く昼食をとった。