「おはよ~ドロシー・・・ってあれ?」

 リビングに入っても、ドロシーやウォレストの姿がない。

 「あれ?おっかしぃな・・・。」

 キャリーが、階段を上る。

 「ドロシー?」

 キャリーはドロシーの部屋のドアを開けた。

 が、ドロシーの姿はやはりない。

 「ドロシー?」

 キャリーは、ドロシーのベッドのシーツに触れる。

 「――――冷たい。」

 (結構前にどこか行ったのかな・・・。)

 キャリーは、急に寒気がした。

 「ド・・・ロシー?ドロシー!」

 キャリーは、自分の部屋にいるシャインの元へ走っていった。